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製造業の採用サイト制作|作る前に決めること、載せる7項目、高卒採用の注意点

「採用ページを作ろう」と決めたあとに、手が止まる会社は多いです。何を載せればいいのか。いくらかかるのか。高卒の採用にも使えるのか。この記事は、製造業の会社が採用サイトを作るときの手順書です。一般向けの「載せるべき12項目」の記事はたくさんあるので、ここでは製造業に絞り、誰に向けて作るかで中身が変わること、高卒採用ではホームページの役割が違うこと、親と先生も見ていることを中心に書きます。

作る前に決めること: 誰に向けた採用サイトか

採用サイトと一口に言っても、見に来る人が違えば、載せるものは変わります。製造業なら、まず次の3つのどれが主か決めます。

向ける相手その人が知りたいこと載せる中心
中途(経験者・未経験者)どんな設備で何を作っているか、どう教えてもらえるか、休日と残業の実際設備・加工の中身、教える順番、一日の流れ
高卒(新卒)本人より先に、親と先生が「安心して預けられる会社か」を見る会社の安定性、先輩社員の様子、教育の仕組み
パート・アルバイト時間帯、場所、作業の内容、誰と働くか勤務時間の実例、職場の写真、通勤

3つ全部を一度に作ろうとすると、どれにも刺さらないページになります。最初は主な相手を1つに絞り、あとから足すほうが早いです。

もう1つ、作る前に確かめておくことがあります。いまのホームページを、自分のスマートフォンで会社名を検索して開いてみてください。応募を考えている人が最初に見るのは、採用ページより先に、その画面です。詳しくは「製造業の人手不足、自社で変えられること」の記事に書きました。

採用サイトは、どれだけ見られているか

直近1年以内に転職した25〜49歳の515名を対象にした調査では、90.3%が応募前に企業の採用サイトを見ており、80.0%が「応募の決め手になる」と答えています。採用サイトがない会社については、71.3%が「欲しい情報が見つからず意欲が下がる」と答えました(カケハシ スカイソリューションズ「採用サイトに関する意識調査」2024年5月)。

新卒の学生でも同じです。2024年卒の学生への調査では、志望する企業を調べる情報源として「個別企業のホームページ」を挙げた人が62.4%で最多、採用ホームページに「かなり目を通した」人は69.7%でした。そして、**デザインや情報が古いと、関心や志望度が下がると答えた学生は88.1%**です(ディスコ キャリタスリサーチ「2024年卒 採用ホームページに関する調査」2023年7月)。

応募前に採用サイトはどれだけ見られているか

つまり、採用サイトが「ある」だけでは足りず、「古くない」ことが条件です。作ったあとに更新できる形で作る必要があります。この点は、あとで費用の話と一緒に触れます。

製造業の採用サイトに載せる7項目

何を載せるかは、応募を考えている人が何を知りたいかで決まります。転職者の調査では、知りたい情報の上位は「具体的な仕事内容」「採用条件」「募集要項」「福利厚生」「会社概要」でした。学生500名の調査で好感度の高かった採用サイトに共通するのは、「情報が整理されていて読みやすい」「募集要項が見つけやすい」です(ゴマシオカンパニー 2026年4月)。凝ったデザインより、探しやすさです。

この順番で、製造業なら次の7項目です。

1. 何を、どんな設備で、どこまで作っているか

求人票の「金属加工」だけでは、未経験の人には作業が浮かびません。加工の種類、主な設備、扱う材料、そして製品が最終的に何に使われているかを書きます。「うちの部品は、あの自動車のここに入っている」と言えると、仕事の意味が伝わります。

2. 一日の仕事の流れ

始業から終業までを時間の順に書きます。朝礼、休憩、午後の作業、片付け。「8時30分〜17時30分」だけでは、毎日のリズムが見えません。

3. 入社してから覚えていく順番

未経験の人が一番知りたいのは「入ってからどう教えてもらえるか」です。最初の1週間、1か月目、一人立ちまでの段階を書きます。「最初の3日は安全教育」「2週目から先輩について材料の運搬とバリ取り」のように具体的に。

4. 一緒に働く人と、職場の写真

年代の構成、未経験で入った人が何人いるか、それと現場の写真です。応募前に読まれるのは基本情報で、社員インタビューを読む人は2割程度という調査もあります(WACUL)。先に基本を正確に、インタビューはあとから足す順番で構いません。写真は、通路に物が置かれていないか、工具が定位置に戻っているかが伝わる1枚があれば、言葉より先に職場の様子が伝わります。

5. 休日と残業の実際

「週休2日制」「残業あり」だけでは実態がわかりません。繁忙期と閑散期の違い、有給が実際にどのくらい取られているか。隠しても入社後にわかるので、正直に書きます。

6. 資格取得の支援

玉掛け、フォークリフト、溶接、技能検定など、会社が費用を負担して取らせている資格があれば書きます。徳島の高校の就職担当の先生が「資格取得支援や学費補助の制度は絶対に書いてほしい」と話した、という記事もあります(アクシスグループ「先生に聞いた高卒採用の求人票のポイント」)。

7. 会社の安定性がわかる情報

創業年、主な取引先の業種、設備投資の状況。高卒採用では、本人より先に親と先生がここを見ます。

高卒採用では、ホームページの役割が違う

高卒の採用には、厚生労働省が定めたルールがあり、ハローワークを通すことが必須です。2026年度の例では、6月1日から求人の申し込み、7月1日から求人票が発行されて学校への送付と学校訪問が始まり、9月5日から学校経由で応募書類が提出され、9月16日から選考が始まります。応募書類は全国高等学校統一用紙以外を求めてはいけません(厚生労働省「高卒就職情報WEB提供サービス」。日程は年度で変わるので、管轄のハローワークで確認してください)。

つまり、高卒採用ではホームページから直接応募を受けることはできません。求人を自社ホームページに載せること自体は禁止されていませんが、応募はハローワークと学校を通ります(日本の人事部Q&A、社会保険労務士と人事コンサルタントの回答)。では、ホームページは要らないのかというと、逆です。

埼玉県川口市で採用の支援をしている実務家が、配信でこんな趣旨のことを話していました。工業高校には1校に2,000〜4,000通の求人票が届く。以前は先生がそれを全部コピーして一覧にしていたが、いまは民間の「ハンディ進路指導室」というサービスで求人票をスキャンし、生徒がスマートフォンやタブレットで、家で親と一緒に、去年の分まで見られるようになった学校が増えている。そのとき「求人票以外に何を見るか」がポイントになる、と(YouTube「求人票だけでは届かない!Handy時代に高校生から選ばれる会社の発信術」アイリスプランナー 奥野美代子)。

求人票は書式が決まっていて、どの会社も同じ見た目です。そこから会社名で検索したときに出てくるホームページが、求人票の裏側を見せる唯一の場所になります。

親と先生が見ているもの

高校生本人より先に、親と先生が見ます。親が気にするのは、会社が安定しているか、将来があるか、家庭の価値観と合うか。先生が気にするのは、離職率、育てる仕組みがあるか、福利厚生です。「制度の説明を10行書くより、先輩の写真とコメントが1つあるほうが安心される」という指摘もあります(local-saiyo.jp「保護者・先生向けページには何を載せる?」)。

先生は、求人票の内容を生徒向けの資料に転記します。求める人物像と仕事内容は、先生がそのまま書き写せる短い言葉にしておくと、伝わりやすくなります。

費用は、内訳で見る

採用サイトの制作費用は、制作会社系のサイトが公開している目安で、10万円以下(テンプレート・10ページ程度)、10〜50万円(一部カスタム)、50〜100万円(15〜20ページ・取材込み)、100万円以上(フルオリジナル・運用支援つき)とされています(採用係長「採用サイトの制作費用相場」)。

金額の幅が大きいのは、含まれる作業が違うからです。内訳は、企画・設計デザイン・実装・コンテンツ制作(取材、撮影、原稿)・運用保守の5つ。製造業の採用サイトで一番手間がかかるのは、7項目の原稿です。「原稿は御社でご用意ください」という見積もりは安く見えますが、社内で書く時間がかかります。逆に、取材して原稿を書いてもらう見積もりは、その分が乗ります。

もう1つ、見落としやすいのが運用です。先に書いたとおり、情報が古いと9割近くの学生の志望度が下がります。作ったあと、お知らせや写真を足せる契約になっているか。月額に何が含まれるか。ここは金額に出にくい差です。見積書で確認する項目は「製造業のホームページ制作会社の選び方」の記事にまとめています。

まとめ: 順番

  1. 誰に向けた採用サイトかを1つに決める(中途・高卒・パート)
  2. いまのホームページを、スマートフォンで会社名を検索して見る
  3. 7項目のうち、書ける所から書く。最初は「仕事の中身」「一日の流れ」「教える順番」「職場の写真」の4つで足ります
  4. 高卒採用なら、ハローワークの日程に合わせ、求人票の裏側を見せるページとして作る
  5. 作ったあとに足せる契約かどうかを、費用より先に確かめる

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」では、採用ページも含めて、担当者が仕事の内容と現場の様子をうかがい、原稿から用意します。初期費用0円の月額制で、公開後の更新も月額の中で続けて担当します。原稿を書く時間が取れない会社は、ご相談ください。

ホームページのつくり直し、採用ページの新設をお考えですか?製造WEBは、製造業の会社のためのホームページ制作サービスです。初期費用0円の月額制で、取材と原稿づくりから公開後の更新まで担当します。

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