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設備紹介ページの作り方|型番だけでは伝わらない。1台に添える5つと、設備で探されない理由

設備紹介ページの作り方

製造業のホームページで、設備紹介のページは作りやすい。型番と台数を並べれば形になるからです。ただ、型番の一覧は、見に来た設計者に「この会社に頼めるか」を伝えません。この記事では、設備ページの役割を確かめ、型番だけのページに足りないもの、1台に添える5つ、表の作り方を書きます。ページ全体の構成は「製造業のホームページに必要なページ」の記事に、対応範囲の書き方は「加工範囲の書き方」の記事にあります。

設備名では、探されない

大手メーカーの開発設計者4名への聞き取り調査では、外注先を探すときの検索語は材料名(SUS304、チタン)、加工法(絞り、切削)、部品名、ロットなどで、「設備名や地域名で検索することは少ない」という結果でした。サイトで最も重視するのは実績です(テクノポート調査、MONOist 2024年4月)。

つまり、設備ページは検索で見つけてもらうためのページではありません。材料名×加工名の検索で加工ページに来て、実績を見て、候補に入れた後、「本当にこの精度とサイズで作れるのか」を確かめるために見るページです。役割は、検索ではなく比較です。3〜5社と比べられている段階で、設備ページが型番だけだと、判断の材料がなく、他社に流れます。

型番だけのページが、伝えないもの

「NC旋盤 3台」「マシニングセンタ 2台」「レーザー加工機 1台」。この一覧を見た設計者が知りたいのは、次の4つです。

  • どのくらいの大きさまで加工できるか(最大径、最大長、テーブルサイズ、板厚)
  • どのくらいの精度が出るか(公差、面粗さ)
  • どの材質に対応しているか(ステンレス、アルミ、チタン、樹脂)
  • いま頼んだら、いつ空くか(台数と稼働状況の目安)

型番を知っている人なら最大径は調べられますが、設計者は自社の図面が載るかどうかを、そのページで即座に判断したい。調べさせた時点で負けています。

1台に添える5つ

設備1台ごとに、次の5つを添えます。

  1. 加工できるサイズ(最大径、最大長、テーブルサイズ、板厚の範囲)
  2. 出せる精度(公差の目安、面粗さ。製造業のポータルを運営する会社の担当者が言うとおり「この形状で±何ミクロン」と数字で)
  3. 対応する材質
  4. 台数と、稼働の目安(「3台。試作は最短翌日から段取り可」など。空きの目安が書けなければ台数だけで可)
  5. この設備で作った実績へのリンク(1〜2件)

「マシニングセンタ 2台」が、「立形マシニングセンタ 2台。テーブル800×400mm、最大ワーク高さ400mm。公差±0.01mmを三次元測定機で保証。アルミ・ステンレス・S45C。実績: 半導体製造装置のブラケット」になります。この一文が、設計者の「載るか」「出るか」「頼めるか」に答えます。

加工ごとにまとめた表と、写真1枚

設備は、メーカー別や導入順ではなく、加工ごとにまとめます。切削(NC旋盤、マシニング)、板金(レーザー、プレスブレーキ)、溶接、検査(三次元測定機、画像検査機)。探す側は加工で探しているので、加工ページと同じ区切りにしておくと、加工ページから設備へ、設備から実績へと行き来できます。

表の列は、設備名、台数、加工できるサイズ、精度、材質の5列。製造業専門の制作会社が「画像、図、表など、文字以外の情報を入れて見るだけで伝わるように」と書いているとおり、文章より表です。写真は、加工ごとに1枚、設備が動いている状態のもの。撮り方は「工場の写真の撮り方」の記事に。

新しい設備は、採用と承継にも効く

設備ページを見るのは設計者だけではありません。機械部品を加工する会社が協働ロボットの立ち上げを入社7年目の若手に任せ、その若手が「自分のような若手にもロボットのプロジェクトを任せてもらえるのがやりがい」と話していた話は「製造業の人手不足の解決策」の記事に書きました。新しい設備と、それを誰が担当しているかは、求職者が会社名で検索したときに見る設備ページに、そのまま載せられます。

事業承継の場面でも同じです。M&Aの仲介会社が、買い手は設備の更新時期と老朽化を見る、と整理していました(「製造業の後継者不在とホームページ」の記事)。導入年を1台ずつ書いておくと、設備投資を続けている会社であることが、外から分かります。

更新は、入れ替えのとき

設備ページは頻繁に変わりませんが、入れ替えのときに必ず直します。古い設備が残ったままの設備ページは、設計者には「この会社はいまも本当にこれで作っているのか」という疑問に、求職者には「更新されていない会社」に見えます。新しい設備を入れたら、設備ページ、お知らせ、採用ページの3か所を同時に直します。

まとめ

  1. 設計者は設備名で検索しない。設備ページの役割は検索ではなく、候補に入った後の比較
  2. 型番だけでは、載るか・出るか・頼めるかが伝わらない
  3. 1台に、サイズ・精度・材質・台数と稼働・実績へのリンクの5つを添える
  4. 加工ごとにまとめ、5列の表と写真1枚
  5. 新しい設備は採用と承継にも効く。入れ替え時に設備・お知らせ・採用の3か所を直す

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」では、設備ページを加工ごとの表で作り、1台ごとにサイズ・精度・材質を担当者が聞き取って載せます。設備の入れ替え時の更新も月額に含みます。型番の一覧だけになっている設備ページを直したい会社は、ご相談ください。

ホームページのつくり直し、採用ページの新設をお考えですか?製造WEBは、製造業の会社のためのホームページ制作サービスです。取材と原稿づくりから、公開後の更新まで担当します。

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