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採用ページの「一日の流れ」の書き方|製造業の職種別テンプレート4つと、書いてはいけない3つ

採用ページの「一日の流れ」の書き方

採用ページに載せる7項目(「製造業の採用サイト制作」の記事)のうち、一番書きやすくて、一番手を抜かれているのが「一日の流れ」です。「8:30 出勤、12:00 昼休み、17:30 退勤」で終わっているページが多い。この記事では、なぜ効くのか、どう書くか、職種別のテンプレート、書いてはいけないこと、現場の担当者に何を聞くかを書きます。

なぜ効くのか

ハローワーク品川が公開している動画で、求職者が求人票のどこを見ているかをアイトラッキングで実験したところ、最も見られていたのは「仕事の内容」欄でした。求職者が「改善してほしい」と答えた情報も、飛び抜けて多かったのが「担当する仕事の具体的内容」です。転職者515名への調査でも、応募前に知りたい情報の1位は「具体的な仕事内容」でした(カケハシ スカイソリューションズ、2024年)。

もう1つ、企業側の数字です。半年以内の早期離職を経験した企業は57%で、要因の1位は「仕事内容のミスマッチ」57%でした(エン・ジャパン、2025年)。「一日の流れ」は、応募を増やすためだけでなく、合わない人に入社前に気づいてもらうための項目です。製造業の採用支援者が「まず応募を集めよう、入ってから教育、が製造業の採用を壊す」と話していたのは、この項目が空欄のまま採用しているからです。

書き方の型: 時刻・作業・誰と・何を使う

採用ページの解説動画で、仕事内容は「何をするのか」「誰と行うのか」「何を使うのか」の3つに分けると想像しやすくなる、と説明されていました。一日の流れは、これに時刻を足した4列で書きます。

「8:30 朝礼。班長から今日の加工予定を聞く。5人」「8:45 NC旋盤2号機の段取り。先輩と2人で。図面と材料」のように、1行に時刻・作業・誰と・何を使うを入れます。文章にしなくて構いません。箇条書きのほうが、求職者は自分の一日に置き換えて読めます。

職種別テンプレート4つ

以下は架空の例です。時刻と作業は自社に合わせて置き換えてください。

機械加工(NC旋盤・マシニング)の例

  • 8:30 朝礼。今日の加工予定と納期を確認(班5人)
  • 8:45 1台目の段取り。図面を見て材料を取り付け、プログラムを呼び出す(最初の3か月は先輩と2人)
  • 10:00 加工開始。加工中に次の材料を準備。寸法を測って記録
  • 12:00 昼休み(休憩室で。弁当持参が半分、近くのコンビニが半分)
  • 13:00 午後の加工。2台目の段取り
  • 15:00 休憩10分
  • 15:10 加工と検査。刃物の交換
  • 17:00 片付け、日報、明日の材料の確認
  • 17:30 退勤(繁忙期は18:30まで。月の残業は平均12時間)

組立・検査の例

  • 8:30 朝礼。ラインの担当と目標数を確認(8人)
  • 8:45 部品の準備。手順書を見ながら組立
  • 10:30 休憩10分
  • 10:40 組立の続き。できたものを検査担当へ
  • 12:00 昼休み
  • 13:00 検査。ノギスと画像検査機で寸法と外観。不良は記録して班長へ
  • 15:00 休憩10分
  • 15:10 梱包と出荷準備
  • 17:15 片付け、清掃、日報
  • 17:30 退勤(残業はほぼなし。月末に2〜3時間)

板金・溶接の例

  • 8:00 朝礼、ラジオ体操。安全確認(6人)
  • 8:15 図面の確認。レーザー加工機に材料をセット
  • 9:00 曲げ加工。プレスブレーキ(最初の半年は先輩と2人)
  • 10:30 休憩
  • 10:45 溶接。半自動溶接機。保護具の確認
  • 12:00 昼休み
  • 13:00 溶接の続き。ひずみ取り
  • 15:00 休憩
  • 15:15 仕上げ、検査、塗装工程へ引き渡し
  • 16:45 片付け、日報
  • 17:00 退勤(夏場は空調服を支給)

生産管理・事務の例

  • 8:30 朝礼。今日の出荷と入荷を確認(事務2人、現場と共有)
  • 8:45 受注入力。FAXとメールの注文を生産管理ソフトに入力
  • 10:00 現場に今日の予定を伝える。材料の在庫を確認
  • 11:00 見積の作成。図面を見て社長と相談
  • 12:00 昼休み
  • 13:00 納品書・請求書の発行
  • 14:30 電話対応、取引先からの納期の問い合わせ
  • 16:00 明日の出荷準備の指示
  • 17:00 日報、退勤(月末の3日間は1時間ほど残業)

書いてはいけない3つ

  1. 個人差を無視した約束。「2週間で必ず一人立ち」は、できなかった人が入社後に自分を責めます。「一人立ちの目安は3か月。人によって前後します」と書きます
  2. 想像で埋めた数字。残業時間、休憩の回数、班の人数。担当者に確認せずに書いた数字は、入社後に「聞いていた話と違う」の元になります
  3. 毎日同じでない日を「毎日」と書く。段取りの日と加工だけの日が違う、月末だけ出荷が集中する、という職種なら「ある1日の例」と書き、違う日があることを添えます。医療機器メーカーの若手社員が「設計に2か月かかった」「病院に使い方を教わりに行った」と話していたように、日によって違う仕事は、その幅ごと見せたほうが伝わります

現場の担当者に聞く5つの質問

総務が書くと、現場の一日は書けません。実際の担当者1人に、次の5つを聞いて、その答えをそのまま4列に並べます。

  1. 朝一番に何をしますか
  2. 午前と午後で違うことは何ですか
  3. 一番時間がかかる作業は何ですか
  4. 分からないことは、誰に聞きますか
  5. 終業前に何をしますか

10分で終わります。この答えは、そのままハローワークの求人票の「仕事の内容」欄(360字)と「特記事項」欄(600字)にも使えます。

まとめ

  1. 一日の流れは、求人票で最も読まれる「仕事の内容」を具体にする項目。早期離職の要因1位のミスマッチを減らす
  2. 時刻・作業・誰と・何を使うの4列で、箇条書きに
  3. 職種別に分ける。機械加工、組立検査、板金溶接、生産管理事務でテンプレートが違う
  4. 個人差を無視した約束、想像の数字、「毎日」の誤りを書かない
  5. 現場の担当者に5つ聞いて、そのまま書く

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」では、担当者が現場の方に上の5つを聞き取り、職種ごとの「一日の流れ」を原稿にします。担当が変わったときの書き換えも続けて対応します。「8:30〜17:30」だけで止まっている会社は、5つの質問から、ご相談ください。

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