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製造業のホームページに必要なページ|誰が見に来るかで決める10ページと、優先順位

製造業のホームページに必要なページ

「ホームページを作り直したい。どのページが要るのか」。製造業の会社からの相談で、最初に決めるのはデザインではなく、誰が見に来て、何を見るかです。この記事は、製造業のホームページ全体の地図です。設計者向けのページの深掘りは「製造業のBtoBサイト制作」の記事に、採用ページの中身は「製造業の採用サイト制作」の記事に、見積書と契約書の確認項目は「製造業のホームページ制作会社の選び方」の記事にあります。

見に来る3種類の人と、見るページ

製造業のホームページを見に来る人は3種類で、それぞれ見るページが違います。

誰がいつ見るページ
発注先を探す設計者・購買担当既存の外注先で対応できないとき。材料名×加工名で検索して来る加工・技術のページ、製作実績、設備、対応範囲、見積依頼フォーム
求人を見た求職者応募の前に会社名で検索して来る採用ページ、会社概要、現場の写真
取引前に会社を確かめる人(元請け、金融機関、紹介された相手)名刺交換や紹介の後会社概要、実績、お知らせ、アクセス

大手メーカーの設計者への聞き取りでは、サイトで最も重視するのは製品や取引先の実績で、ISO認証の取得はさほど重視されていませんでした。転職者の90.3%は応募前に採用サイトを見ています。町工場の社長が「8割が紹介」と話していた会社でも、紹介された相手はあとで会社名を検索します。3種類のどれかを想定していないページ構成は、その人にとって何もないサイトになります。

10ページの構成と、各ページの1行仕様

製造業(受託加工・部品製造)のホームページに必要なページは、次の10です。

  1. トップ: 何を、どんな設備で、どの業界向けに、どのくらいの精度で作っている会社か。3行で。3種類の人それぞれの入口(加工を見る/実績を見る/採用を見る)を置く
  2. 加工・技術(加工ごとに1ページ): 対応できる材質、サイズ、精度、ロット、納期の目安。「高精度」ではなく「この材質で±何ミクロン」と数字で。技術の詳細から始めず、解決できる困りごとから書く
  3. 製作実績: 写真、材質、寸法、ロット、用途(差し支えない範囲で)、納期を1件ずつ。取引先の業種も
  4. 設備: 型番だけでなく、その設備で何ができるか(サイズ、精度)
  5. 対応範囲と品質: できること、対応していないこと、検査の方法、不具合が起きたときの対応
  6. 会社概要: 創業年、所在地、従業員数、主要取引先の業種、沿革。取引前に会社の実在と規模を確かめる人が見る
  7. 採用(職種ごとに1ページ): 仕事の中身、一日の流れ、教える順番、一緒に働く人、休日と残業の実際、現場の写真
  8. お知らせ・ブログ: 設備の導入、展示会、材料名×加工名で答える記事
  9. 見積依頼フォーム: 図面を添付でき、材質・数量・納期を選べる。問い合わせの種類(見積・技術相談・採用・その他)を選ぶ欄
  10. アクセス: 地図、最寄り駅からの道順、駐車場、面接に来る人と納品に来る人の両方向け

加工と採用が「ごとに1ページ」なのは、探す側が「プレス加工」「機械オペレーター」と1つのことだけを検索するからです。Googleの公式ガイドも、ページごとに固有のタイトルと説明文を求めています。1ページにまとめると、どの検索にも出ません。

優先順位: 最初の5ページ、次の3ページ、後からの2ページ

10ページを一度に作る必要はありません。順番があります。

最初の5ページは、トップ、加工・技術(主な加工1〜2つ)、製作実績(5件)、会社概要、見積依頼フォーム。これで、設計者が検索して来て、実績を見て、図面を送るまでの道ができます。取引前に確かめる人が見る会社概要もここに入ります。

次の3ページは、設備、採用、対応範囲と品質。採用は、求人を出すタイミングに合わせます。募集していないときに作っておくと、募集するときに慌てません。

後からの2ページは、お知らせ・ブログとアクセス。お知らせは月1本、加工ページと実績は公開後に1つずつ足していきます。製造業のホームページから問い合わせが来ない原因として「更新が止まっている」が挙げられているとおり、作った時点の10ページより、公開後に足していく仕組みのほうが効きます。

要らないページ

製造業のホームページによくあって、3種類の誰も見ないページがあります。代表挨拶だけのページ(会社概要の中に3行で足ります)、「私たちの想い」「ものづくりへの情熱」といった抽象的なページ(実績と数字で示すほうが伝わります)、ISO認証を並べただけのページ(設計者はさほど重視していません。品質のページに検査方法と一緒に1行で)、アクセス数のカウンター。製造業の会社を承継した経営者が「良いものを作ろうという意識はあるが、どう見せるかの発想が欠けている方が多い」と話していましたが、見せ方で先に削るのは、この4つです。

制作会社の見積のページ数の見方

見積書の「ページ数」は、自社の加工の種類数と募集する職種数で決まります。目安は「加工の種類数+職種数+固定の7ページ(トップ・実績・設備・対応範囲と品質・会社概要・フォーム・アクセス)」。加工が4種類で職種が2つなら13ページです。この数より大幅に多い見積は、要らないページが入っているか、実績を1件1ページで数えている可能性があります。逆に「10ページ固定」の格安プランは、加工ごと・職種ごとに分けられないことが多く、検索にもIndeedの連携にも効きません。

製造業のホームページ制作の費用は、仲介サイトの発注データで中央値約54万円、50万円以下が48%です(Web幹事)。金額より、上の10ページのうちどれが含まれ、公開後に足せる契約かを見てください。

まとめ

  1. 見に来るのは、設計者・購買、求職者、取引前に確かめる人の3種類。見るページが違う
  2. 必要なのは10ページ。加工と採用は「ごとに1ページ」
  3. 最初は5ページ(トップ・加工・実績・会社概要・見積フォーム)。次に設備・採用・対応範囲。後からお知らせとアクセス
  4. 代表挨拶だけ、想い、ISOの羅列、カウンターは要らない
  5. 見積のページ数は「加工の種類数+職種数+7」で見る

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」では、この10ページの構成で、最初の5ページから公開し、公開後に加工ページ・実績・採用ページを月額の中で足していきます。初期費用0円の月額制です。いまのホームページがどのページを持っていてどれが抜けているか、上の10ページで数えてみたい会社は、ご相談ください。

ホームページのつくり直し、採用ページの新設をお考えですか?製造WEBは、製造業の会社のためのホームページ制作サービスです。取材と原稿づくりから、公開後の更新まで担当します。

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