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ホームページのリニューアル費用|平均138万・中央値89万の内訳と、初期0円・月額制との比べ方

ホームページのリニューアル費用

「リニューアルの見積が100万円と言われた。高いのか」。製造業の経営者からの相談で、答えは「何が含まれているかで、高くも安くもなる」です。この記事では、発注データの相場を平均と中央値の両方で確かめ、内訳を項目ごとに見て、金額を動かす要因を4つに絞り、買い切りと月額制を同じ表で比べます。見積書と契約書で確認する10項目は「製造業のホームページ制作会社の選び方」の記事に、必要なページの数え方は「製造業のホームページに必要なページ」の記事にあります。

相場: 平均138万円、中央値89万円

制作会社の仲介サイトが公開している5,000件以上の発注データでは、ホームページのリニューアル費用は平均138.2万円、中央値88.6万円で、分布は10〜100万円が56%、100〜500万円が40%、500万円以上が3%です。企業サイト(コーポレートサイト)に限ると平均131.1万円、中央値81.4万円で、デザイン中心の20〜30ページなら100万円以下。採用サイトは平均227.5万円、中央値180万円で、1〜20ページの小規模なら50〜150万円です(Web幹事「ホームページリニューアルの費用相場と内訳」)。

平均が中央値より50万円高いのは、数百万円の大型案件が平均を引き上げているからです。製造業の中小企業が見るべきは中央値のほうで、製造業のホームページ制作に限った発注データでは中央値54万円、50万円以下が48%でした。つまり、製造業の中小企業のリニューアルは、50〜90万円のあたりに山があります。100万円の見積は、この山のやや上です。

内訳: 何にいくらかかっているか

同じ仲介サイトの内訳の目安です。

  • ディレクション(進行管理・要件整理): 全体の10〜30%
  • サイト設計(構成・導線): 10〜100万円(規模による)
  • 原稿・コンテンツ制作: 1件あたり1〜5万円
  • デザイン: トップページで数万〜20万円
  • コーディング: 1ページあたり約1.5万円
  • テスト: 規模に応じた人日
  • 公開後の運用: 月1〜30万円

製造業のサイトで10ページ(トップ、加工3、実績、設備、会社概要、採用、フォーム、アクセス)なら、コーディングだけで15万円前後、原稿を10件書いてもらえば10〜50万円、トップのデザインで10万円前後、これにディレクションが乗ります。原稿を自社で用意するかどうかで、30万円は動きます。

金額を動かす4つの要因

見積が50万円か150万円かを分けるのは、次の4つです。

  1. ページ数。加工の種類数と職種数で決まります(「製造業のホームページに必要なページ」の記事)。「20ページ」の見積なら、その内訳に要らないページ(代表挨拶だけ、想い、ISOの羅列)がないかを見ます
  2. 原稿と写真を誰が用意するか。「原稿は御社でご用意ください」の見積は安く見えますが、社内で書く時間がかかり、書けずに公開が半年遅れることがよくあります。取材して書いてもらう見積は、その分が乗ります
  3. 更新の仕組み(CMS)。自社でお知らせや実績を足せる仕組みがあるかどうか。あると初期費用は上がりますが、公開後の更新代行費(文字修正1か所3,000円、画像1か所5,000円が相場)が減ります
  4. いまのサイトからの移行。既存のページ、写真、ドメイン、メールアドレスをどう引き継ぐか。ドメインが制作会社名義だと、移管の費用と手間が別に発生します

仲介サイトも「やりたいことが多すぎると総額が上がる」「既存サイトの部分的なカスタマイズはフルリニューアルより高くなることがある」と書いています。

買い切りと月額制を、5年総額で比べる

初期費用0円・月額制のサービスと、買い切りのリニューアルは、金額の見た目が違いすぎて比べにくい。5年の総額で同じ表にします。買い切りには、サーバー・ドメインの実費と保守費が別にかかります(管理費の相場は、サーバー・ドメインのみで月5,000円以下、更新と障害対応を含めて月5,000円〜2万円)。

初期費用月額5年の総額5年後にサイトは
買い切り(制作80万円+保守月1万円)80万円1万円140万円自社のもの。ただし5年で古くなり再リニューアル
買い切り(制作50万円+自社管理)50万円数千円(実費)約70万円自社のもの。更新は自社の手間
月額制(月9,800円・借りる契約)0円9,800円約59万円解約すると消える(「サブスクの落とし穴」の記事)
月額制(持てる契約・更新込み)0円各社の月額月額×60データとドメインが自社のもの。更新は月額に含む

表の4行目が、自社の候補なら「月額×60か月」を計算して1〜3行目と並べます。比べるのは金額だけでなく、5年後にサイトが自社のものか、その間に更新されているかです。学生への調査で、情報が古いと志望度が下がる人が88.1%、製造業のホームページから問い合わせが来ない原因に「更新が止まっている」が挙げられているとおり、リニューアルの目的は、作った日の見た目ではなく、5年間更新され続けることです。

削れるもの、削ってはいけないもの

見積を下げるとき、削っていいのは、トップページの凝ったデザインと動き、要らないページ、写真のプロ撮影(現場の写真はスマートフォンで足ります。「工場の写真の撮り方」の記事)。削ってはいけないのは、原稿(仕事の中身・実績・一日の流れ)、スマートフォンでの表示確認、図面を添付できるフォーム、公開後に自社か制作会社が更新できる仕組みです。IT支援をしている方が「数万円の安い業者は検索順位を考えておらず、1〜2年後に全部作り直しになることが多い」と話していたのは、削ってはいけないものまで削った見積のことです。

補助金は、小規模事業者持続化補助金(上限50万円)とデジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)が候補に挙がりますが、ホームページ制作単体は対象外になりやすく、公募回ごとに条件が変わります。使うなら制作会社に「この公募回で対象になるか」を確認してからにします。

まとめ

  1. リニューアルの相場は平均138万円、中央値89万円。製造業の制作は中央値54万円。中小は50〜90万円に山
  2. 内訳は、ディレクション10〜30%、原稿1件1〜5万円、コーディング1ページ1.5万円、トップデザイン数万〜20万円
  3. 金額を動かすのは、ページ数、原稿と写真を誰が用意するか、更新の仕組み、移行の4つ
  4. 買い切りと月額制は5年総額で比べ、5年後にサイトが自社のものか、更新されているかを見る
  5. 削っていいのはデザインの凝りと要らないページ。原稿・スマホ表示・フォーム・更新の仕組みは削らない

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」は、原稿と写真は担当者が取材して用意し、公開後の更新も月額に含みます。5年総額の表の4行目に当てはめるための月額と条件は、お見積りで書面でお示しします。いまの見積が高いのか安いのか判断したい会社は、見積書を持って、ご相談ください。

ホームページのつくり直し、採用ページの新設をお考えですか?製造WEBは、製造業の会社のためのホームページ制作サービスです。取材と原稿づくりから、公開後の更新まで担当します。

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