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更新が止まったホームページが失っているもの|求職者・取引先・検索の3つの目線と、月1回の最小更新

更新が止まったホームページが失っているもの

「ホームページはある。最終更新は3年前。でも別に困っていない」。製造業の経営者から、この言葉をよく聞きます。困っていないように見えるのは、失っているものが見えないからです。求職者も設計者も、古いサイトを見て黙って去り、その会社に「見ました、古かったです」とは言いません。この記事では、止まったサイトを誰がどう見ているか、止まる本当の理由、月1回30分で続く最小の更新を書きます。

3つの目線が、止まったサイトをどう見ているか

求職者

学生への調査で、採用ページのデザインや情報が古いと関心や志望度が下がる人は88.1%でした(ディスコ、2023年)。求人票を見た人は、応募の前に会社名で検索します。そこで出てくるのが、3年前のお知らせが最新のサイトです。求職者が思うのは「この会社は、いま動いているのか」。応募の前に候補から消えるので、求人票にも面接の数にも、失った分は現れません。

取引先を探す設計者

製造業のホームページから問い合わせが来ない原因として、会社案内をそのまま画面にしただけ、技術の自慢で発注側の困りごとの言葉になっていない、そして数年前から更新が止まっている、の3つが挙げられています(INGTACT)。設計者は既存の外注先で対応できないときに、材料名と加工名で検索し、実績を見て3〜5社を比べます。実績が3年前で止まっているサイトは、「いまもこの精度で作れるのか」「設備は変わっていないのか」に答えません。比べられている相手が先月の実績を載せていれば、そちらに行きます。

取引前に確かめる人と、検索エンジン

紹介された相手、金融機関、元請けが、取引の前に会社の実在と規模を確かめに来ます。更新が止まったサイトは、実在は伝えても「動いている」ことを伝えません。検索エンジンにとっても同じで、産業用機械の会社が毎月の更新を3年続けて問い合わせが16件から47件になり、宮城の金属加工会社が週1本の投稿で検索上位の言葉を0から102に増やした話は「製造業のSEOは『材料名×加工名』から」の記事に書きました。止まったサイトは、入口が増えないだけでなく、動いている競合に相対的に沈みます。会社名で検索したときに出るGoogleビジネスプロフィールも、放置すると古い住所や写真が出続けます(「工場のGoogleビジネスプロフィール」の記事)。

止まる本当の理由は、意志ではなく仕組み

更新が止まるのは、やる気の問題ではありません。中小企業のWebマーケティングで成果が出ない理由として「分析や改善ができていない」23.0%、「コンテンツ制作のリソースが足りない」18.5%が挙げられ、製造業の社長〜部長職への調査ではホームページを「リソース不足で改修できない」が34.4%でした(LiKG 2025年、Mtame 2022年)。

止まっている会社に共通しているのは、3つが決まっていないことです。誰が更新するのか。何を更新するのか。いつ更新するのか。加えて、制作会社に頼む場合の「頼み方」と「何日で反映されるか」が決まっていない。見積書で確認する10項目の6番目「更新の頼み方と返答までの目安」が、ここで効いてきます(「製造業のホームページ制作会社の選び方」の記事)。牛乳配達の会社を変えた経営者が「言い続けて徹底させる」と話していたとおり、決めた後に続けるのは、担当と日付を固定することだけです。

月1回30分の最小更新: 3択

更新の量は、月1回30分で足ります。毎月、次の3つのうちどれか1つをやります。

  1. お知らせを1本(設備の導入、展示会、休業日、採用の開始。3行で可)
  2. 実績を1件(写真1枚と、材質・寸法・数量・用途・納期の5行。「製作事例ページの書き方」の記事)
  3. 写真を1枚(新しい設備、作業中の手元、休憩室。「工場の写真の撮り方」の記事)

担当を1人決め、毎月第1月曜の朝30分を固定します。現場の担当者に「先月一番手間がかかった仕事は何か」を聞いて、その答えを載せる。それだけで、求職者にも設計者にも「動いている会社」に見えます。書くことに困ったら「製造業のブログのネタ帳」の記事に30本のネタがあります。

更新日を、隠さず出す

最後に1つ。ページに更新日を表示します。「最終更新: 2026年10月」。古いままなら隠したくなりますが、更新日が無いサイトは、見た人が「いつの情報か分からない」と感じて、古いと決めつけます。更新日が出ていて、それが先月なら、それだけで信用が変わります。更新日を出すと決めた会社は、出したくない日付にならないように、月1回の更新が続きます。

まとめ

  1. 止まったサイトを見た人は黙って去る。失ったものが見えないだけで、無くなっていないわけではない
  2. 求職者の88.1%は古いと志望度が下がり、設計者は「いまも作れるか」に答えないサイトを候補から外す
  3. 止まる理由は意志ではなく、誰が・何を・いつが決まっていないこと
  4. 月1回30分。お知らせ1本、実績1件、写真1枚のどれか
  5. 更新日を出す。出すと決めれば続く

製造業の会社のためのホームページ制作サービス「製造WEB」では、月額の中で毎月1回、担当者が現場の方に電話で聞き取り、お知らせか実績か写真を1つ足します。更新日も表示します。最終更新が3年前のままの会社は、先月一番手間がかかった仕事の話から、ご相談ください。

ホームページのつくり直し、採用ページの新設をお考えですか?製造WEBは、製造業の会社のためのホームページ制作サービスです。取材と原稿づくりから、公開後の更新まで担当します。

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